早いもので10月も終わるのだ
読者の皆さんは如何お過ごしだろうか?
私は相変わらずのギター三昧の日々を送っているのだ
「もっとギターを楽しみたい」
という思いが常に頭の中にあるのだ
多重録音もギターの楽しみの一つだと思う
しかしながら、毎度機材をセットするのも面倒臭い
自宅などでギターを弾く時もアンプ(マルチ)に直という感じが多い
相当に気分が乗ってこないとドラムなどを鳴らさない
そんなものだと思う
マイブームは廻るのだ
とりあえず、ツェッペリンも一段落したのだ
もちろん、継続して練習&コピーする気持ちに変わりはない
ここ数日は何故だかブルースに気持ちが傾倒しているのだ
ブルースと言えば、ジミヘンとレイヴォーンを外せない
私がもっとも影響を受けたギタリストの代表選手のような二人なのだ
二人に共通している点は『歌』があるということ
歌えるのだ
これは大きい
ペイジ師匠もジェフベック兄貴も亡きエディ先輩も歌わない
ギターの天才であり神の領域だがそこに歌はない
あくまでもバンドありきの立ち位置なのだ
ジェフベック兄貴に至ってはリードギターがメインなのだ
他人にバッキングを弾かせて自分がソロを弾くという・・
クラプトン御大もそんなスタイルのように思える
ペイジ師匠とエディ先輩はボーカルを支えるバッキングという感じ
繰り返しになるが・・
他人との絡みで完結する演奏スタイルなのだ
ペイジ師匠のレスポールの音はかなり特徴的な音だと言われている
フェイズしているのだ
フェイズを知らない方は検索してみていただきたい
結果として低音域が大きく削られた音
初期のアルバムで用いたドラゴンテレキャスの音に近い
それを狙った改造なのか?その辺りは定かではないが・・・
近い音であることに間違いはない
低音域はベースとドラムに任せるのだ
バンド内で音が喧嘩しない
ダメなバンドの多くは主張合戦になっていることが多い
ブルース系のギタリストの多くはバッキングが上手い
技術的な部分というよりはセンスに長けている
特にレイヴォーンのバッキングセンスは特筆すべきものがある
興味ない方も一度お聴き(ご覧?)いただきたい
ブルースは好き嫌いが別れるところだが・・
ブルースはロックの原点なのだ
若き日のエディ先輩もギタマガのインタビューで答えていた
ブルースがロックンロールに発展してそれがハードロックに昇華したのだ
ビートルズの貢献も忘れることはできない
やはり、ブルースというキーワードは見え隠れする
素人ギター弾きも2種類に大別できる
ブルースを弾ける人とそうではない人
好き嫌いは別として覚えておいて損はない
楽器店での試奏をイメージしてみていただきたい
読者の皆さんだけが知っているリフやリードの一節を弾いても
たぶん、微妙な空気になると思う
「その曲って俺も今練習してるよ~」
と心の中で賛同する人の方が少ない
読者の皆さんが他人の演奏(試奏)に立ち会うというシーンをイメージしてみていただきたい
「この人って何弾いてるの?」
誰にでも分かるのがブルースなのだ
「ブルースって何弾いても同じじゃない?」
という声を良く耳にする
私も同感なのだ
厳密にはかなり違うのだが・・
一聴するとどれも同じに聞こえるのも事実
レイヴォーンを真剣に完コピするのは至難の業
ブルースはアドリブの嵐だが・・
すべて自分流ではダメなのだ
ちなみにかなり前にレイヴォーンのベスト盤のスコアを買ったのだ
美味しい部分だけをコピーしてあとは手付かずの状態なのだ
時間をかけてコピーしても楽しそう
ツェッペリンの楽譜もそこそこ元が取れた気がしているのだ
まぁ、買って満足してしまうのが楽譜と教則本
ギター弾きのあるあるだと思う
話をレイヴォーンの戻そう・・
バッキングを学ぶならば、ブルースが良い勉強になる
その中でもレイヴォーンのリックは抜きに出ている
レイヴォーン自身も古き良き時代のブルースをコピーしてきたのだ
それを自分流に味付け仕直すところが天才たる所以なのだ
レイヴォーンが登場した時代はメタルが全盛だった
ブルースで殴り込みなのだ
当時のギター小僧をノックアウトしたのだ
シングルやアルバムは高セールスを記録した
後にブルースマンとしては初のマイケルジャクソンとの共演を実現させた
エディもマイケルと共演しているのだ
売れるギタリストを見抜く目が抜群だったと言われているのだ
まぁ、マイケル自身も天才なのだ
「マイケルと仕事したんだぜ~」
他のギタリストの羨望の眼差しを受けることになる
日本にもそんなボーカリストがいる
ロック界の重鎮なのだ
一緒に仕事をしただけで一流扱いになるという
まさにロックの神のような存在なのだ
脱線したが・・・
そんなこんなでブルース系の楽曲は独りでも格好がつくのだ
読者の皆さんは自分の演奏に飽きるということがあるだろうか?
私はかなりの頻度で訪れる
自分の演奏が好きになったり嫌いになったり・・
一進一退を繰り返して今日に至るという感じなのだ
久しぶりにレイヴォーンの楽譜を引っ張り出して少し練習してみたのだ
元々、ブルースが好きだが・・
むしろ、バッキングの部分を深めたいと考えているのだ
自分自身が乗れるような演奏を心がけたい
レイヴォーンのリックを参考にしながら、自分独自のリックを作っているのだ
コピーとオリジナル作りを平行しているという感じ
レイヴォーンやジミヘンに踏み込むとストラトが弄りたくなってくる

ギターは不思議だと思う
ストラトでペイジ師匠をコピーしようとは思わない
何故だろうか?
余談だが・・・
アコギが欲しいという物欲が収まってきたのだ
まぁ、そんなこんなで独りでも楽しめるギターを勉強中なのだ