読者の皆さんはジミヘンコードをご存じだろうか?
詳しくはネットで検索いただきたい
メジャーとマイナーの響きの中間にあたるような中性的なコードなのだ
ジミヘンが発明したわけではない
しかしながら、その響きをロックに取り入れたのはジミヘンなのだ

パープルヘイズがそんなコードの使い方の好例なのだ
意外に難しいイントロに苦戦する
運指がとにかく独特なのだ
理由の一つにジミヘンの手の大きさ(指の長さ)がある
親指を活用した握り込みスタイルも手の大きさが故
リッチーコッッエンなども多用するテクなのだ
見た目もカッコいい
ロック系でバレーコードを多用するのは少しダサい
そんなスタイルが苦しい場合には細く薄いネックを選ぶと良いと思う
丸太のようなレスポールでこのスタイルは日本人には辛い
私はギリギリで何とかなっているのだ
ストラトのネックも厳密には欧米サイズなのだ
レスポールほど厚みがないが幅が広い
廉価の細いネック(私のテレなど)に触れた後にその大きさを感じる

ギターは慣れなのだ
慣れることは大いにメリットを生む
太いネックは音や弾き心地に影響する
特に音に関しては弾き手の受ける印象に違いが出る
正直な話、アンプを通せば言うほど差はない
さらに歪ませるならば、その違いなど分からない
お友達とブラインドで実験してみていただきたい
ジミヘンを完コピすることにあまり意味がない
普通はスタジオでのテイクがベストということになるが・・
ジミヘンに関してはそれが当てはまらない
ある特定のライブの音源などをフォーカスを当てることも多い
一つの金字塔がウッドストック
伝説のロックフェスなのだ
これを基準にジミヘンを真似る人も少なくない
スタジオでの演奏とかかなり異なる
本人はあまり意図していなかったらしい
良い意味での思いつき
天才が故のインスピレーションなのだ
残念ながら私を含む凡人に閃きは期待できない
しかしながら、ジミの好むリックやフレーズを何度も
繰り返して弾いてみることで繋がりが見えてくる
今回はジミヘンがライブなどで指癖的に多用するコードのリックを連結
させてみた
名曲エンジェルもスタジオとライブではかなり異なる
毎回、イントロが異なるのも興味深い
ジミヘンは何にも縛られていない
時にジミヘンはピックの尻で弾くことがあったようだ
それを真似したレイヴォーンの十八番のように語り継がれているが・・
実はジミヘンが先駆者なのだ
私も多用する
ちなみに今回はあえてピックの尻で弾いてみた
ヘルコピックの滑り留めの部分が良い感じなのだ
弦の滑りは悪いが独特のハーモニクスを生むのだ
これは隠し玉として練習しておくと良いと思う
バッキングでもリードでも使える
速弾きは出来ない
する必要もない
尻の部分を使い込むうちに角が取れてくる
それまでの辛抱なのだ
ヘルコの薄型がお勧めなのだ
リトルウイングのイントロでも使っているのだ
ジミヘンも言っているように最高のエフェクトは指なのだ
指でありピックなのだ
弦に触れるという最初の段階が非常に重要なのだ
勿論、押弦する左手の仕事も右手以上に大事なのだ
左指で音圧やバランス、音の長さなどをコントロールしているのだ
言葉で説明するのは難しい
ギターを弾き続けていると気づく瞬間があるのだ
メロディを感じるようなコード進行が理想なのだ
コードの連結だけでもかなり遊べる😉