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テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

”訳ありテレキャスター・・”を買ってみたよ

2019年06月15日 | 日記
過去に何度か弾いたことはあるが・・
所有するのは初めてのテレキャスターなのだ

以前から興味はあったが・・
何となく腰が引けていたのだ
ギターの歴史的には最古参・・
古典的なギターなのだ

個性の塊である一方で不便な面も併せ持つギターという印象


色はホワイトなのだ
選択の余地はない
私が欲しい色と在庫が合致したという感じ


新品時の弦は基本的にショボい
どのギターにもいえる
そもそも、ゲージ(太さ)も好みではない
音や弾き心地を確認するならば愛用弦に交換すべき

残りが1セットになったのだ
他の弦も試してみたくなってきた

繰り返しになるが・・
新品ギターの弦は交換すべき
ここをケチる人は意外に多い

今回、購入のテレキャスは『トップロード仕様』
裏通しが常識のギターでは異色

実はジミーペイジが初期のアルバム二枚に使っていたギターもこの仕様
ロリー・ギャラガーもこのタイプのテレキャスを使用していた
初代テレキャスターには名前が無かった
それ故に『ノーキャスター』と呼ばれているのだ
つまり、モデル名がなかったということ


テンションが緩くなる
弦振動も増すのだ
裏通しのギターならば、レッドツェッペリンの名曲は生まれなかったかも?

上から見ると弦のボールがまったく見えない


絶妙な設計なのだ
弦交換にはコツが必要なのだ
かなり苦戦した

6連サドルに横のフェンス無し
古典的なテレキャスではカッティングなどで手が当たる
これはこれで弾き易い現代的な仕様なのだ

フロントのピックアップは高さ調整ができない
あるのかもしれないが・・
現状ではやり方が分からない
まぁ、この状態でも悪くない

古典のテレは3連サドル
オクターブ調整に特化したサドルもあるものの・・

ストラトのような6連には及ばない
音程という意味ではやはり弱い
そういう細かいことを言う人は買ってはいけないギターかも?
素直にストラトを買った方が幸せになれる

6連のテレの抵抗がある人も多いようだが・・
音程重視、雰囲気尊重派の私はこれで良い

トップロードはフェンダーのお株でありお約束



何故にベースでこのタイプが多いのか?

サスティンを伸ばす為
良い意味でバス音を煽る為なのだ
ベースも弾き込んでみると構造が理解できる

楽器は机上の空論では意味がない
実際に弾いて感じることで見えてくる事も多いと思う

実はこのギターは調整無しという約束で購入したのだ
工場出荷状態なのだ
それ故にネックの状態もサドルも調整なしなのだ

初心者が気安さからネットでギターを買う機会も増えているようだが・・
かなり微妙だと思う
どの程度まで調整して出荷しているのだろうか?
「オクターブ調整って何?」
「ネックの順反りって何?」
「弦高ってどんな感じなの?」
「ピックアップの高さって?」
「ペグのトルクってどんな?」
「フレットエッジがチクチク」
まぁ、チェックすべき部分
調整すべき部分が多いものなのだ
自分の好みが明確な人
自分で調整できる人は脱初心者だといえる

演奏の前の段階がグズグズという人も少なくない
自称ベテランにもメンテ系が弱い人が多い

楽器店の調整も完璧ではない
あくまでも店員さんの好みなのだ
「少し違うかも? 好みに直そうかな?」
と感じられればしめたもの

私の知り合いにレスポール弾きのおじさんがいるのだが・・
メンテの知識が皆無なのだ
リアピックアップを極限まで上げて、
フロントをエスカッションにもぐるほど下げている
理由は
”フロントを使わないから・・”
だと言うが・・
「あのね~ ムダにフロントが出てるとピックが引っかかるんだよ」
「俺のピッキングフォームって独特じゃねぇ!? 逆アングルなのね」
良く分からないが・・・
レスポールの魅力の半分をスポイルしていることになる
レスポールはフロントの甘い音も魅力の一つなのだ

どんなギターにもいえるが・・
基本はデフォルトであり標準値だと思う
そこに好みを足し引きするのだ

極端なセッティングは良い結果を生まない

実は先程、大凡のセッティングを終えて音作りしてみたのだ
基本コンセプトはテレキャスターらしい音
やはり、リアのジャキジャキした感じが欲しい

廉価版のギターながらもボディ材にアルダーを使用しているようだ
メイプルネックにメイプル指板という王道スタイルなのだ
まぁ、この価格帯のギターに過大な期待は禁物

ネットの評判などを見ると絶賛している人も多いが・・
感じ方は人それぞれだと思う
この価格帯のギターで満足できるならば、本家のギターなど不要なのだ
私の場合にはストラトとの比較になるが・・
やはり音の深みという部分において圧倒的な差を感じる

しかしながら、廉価版ながらも、それっぽい音が出る事には感心したのだ
テレキャスターに遠く及ばない音ではない
明らかにストラトとは異なる音が出ることには驚かされた
昨今の東南アジアの工作技術の高さにも脱帽なのだ
調整が出来る中級者以上には遊び用としてお勧めできる
むしろ、邪道な6連サドルをお勧めしたい

弾き始めて数時間で変化が感じられた
眠っていたピックアップが目覚めたという感じなのだ
これは先日購入したジャズベースでも感じたのだ

新しい楽器を買った者だけが味わえる特権?だといえる
ピックアップやボディに何が起こっているのだろうか?
弦とフレットのフィッテングも良い感じなのだ
フレットのザラザラした質感がスベスベになっていく感じ

ネック裏はサラサラのサテン仕様だが・・
少しだけザラつきが残る
特殊なヤスリで好みの滑り具合の調整したのだ

弾き込むことで手脂でさらに良い感じに馴染むと思う
ギターは最低数日くらいの時間が必要なのだ

数回の弦交換で何らかの変化が感じられるようになる

とりあえず、zoomMS-50Gを使ってそれっぽい音を幾つか作ってみた
ディレイやコーラスなどテレキャスの良い部分が出るパッチを作ってみた
音源は追ってご紹介するつもりなのだ

肝心の弾き心地だが・・
ボディの厚みと重さが良い感じ
コンター加工はないが・・
それを感じさせない弾き心地なのだ

ボディの角が心なしか丸いのだ
エッジがきいているレスポールの角とは異なる
細かい部分がフェンダー品質なのだ

エピフォンにもいえるが・・
この手の廉価版モデルは本家の監修の元に管理されているのだ
制作には関係していないが・・
出荷時には口を挟むと耳にしたことがある
本家の顔に泥を塗るようなギターは出荷できないという事だと思う

単体で考えれば、恐ろしいくらいに良くできたギターだといえる
自分で言うのも何だが・・
数々のギターを弾き、弄り倒してきた私の太鼓判なのだ

繰り返しになるが・・
初期メンテに自信がない方はリアル楽器店で購入することをお勧めしたい
その後の相談なども含めて購入を考えるべき
結果として長い目で得をするのだ

ネットで購入する方は自信を持ってデフォルト状態を否定できる
レベルのメンテ技術が必須

”テレキャスターって難しいギターだと思う・・”

当ブログの人気過去記事のタイトルを流用してみた(笑)


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