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テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

ヴィンテージと中古の違いって何?

2022年09月03日 | 楽器
ヴィンテージと中古の違いは何だろう?

実は楽器を販売するプロでも明確な線引きはないという

私も以前からその辺りがモヤモヤしていたのだ

欧米の古い年代の楽器だけをヴィンテージギターと呼ぶ人も少なくない

そんな流れというか苦肉の策としてジャパンヴィンテージという言葉が生まれたような気がする

あくまでも私の考察であり実際のところは良く分からない

日本製の古いギターの愛好家は少なくない

むしろ、そこを狙っている層もいるような気がする

私は80年製のギターを手に入れてから古い年代のギターに興味が出てきたのだ


スイッチな何でも良いと思う

おそらく、自分から好んで買うということはなかった気がする

非常に良い流れで入手できたと思う

80年代の前半はエレキでもアコギでもヴィンテージと呼ばれているようだ

ネットなどで同年代のギターを検索するとそんな冠が付いている事が多い

ヴィンテージ=価値があるわけではないと思う

実際のところ、私と同モデルのギターなどそこそこの値付けで販売されている

ひとつだけ異なる部分は私のギターはずば抜けて状態が良いという点

40年という時間の流れを感じさせないコンディションの良さなのだ

アコギ系はその構造上、トップ板が弱い

強度をアップさせれば鳴りが悪くなる

これは新品ギターに通じる話なのだ

ソリッドのエレキとは違ったアプローチが必要になる

単板、合板という呼び名もアコギならではだと思う

実際に所有した人には明かな違いが感じられると思う

僅かな差額ならば、迷わず単板を選びたい

ちなみに合板でも弾き込めばそこそこ鳴るようにはなる


すでに私が実験済みなのだ

単板と合板では音が飛んでいく方向が異なる気がする

音が飛んでいくって?

そもそも音や楽器を言葉で表現するのは難しい

分かっているが文章主体のブログなので・・・

古いアコギの多くは状態が悪い

先に述べたようにトップ板が波打っていることが多い

ネックなども状態が悪いギターではねじれている

指板も波打っていることが多い

そんなギターの多くはフレットも浮いているのだ

ネック周辺においてはエレキもアコギも同じような流れになると思う

経年劣化は避けられない

劣化していないギターはないと思う

しかしながら、少なからずコンディションに差が出る

理由は二つ、保管されていた場所と使い方&メンテだと思う

ちなみに私のギターはオーナーの挫折が故に使用は皆無

保管されていた場所が良かったのだと思う

人間にとって快適な場所はギターにも良い場所だといえる

ギターを大事にするならば、妙なケミカルに凝るよりも環境を見直した方が良いと思う

酷暑でエアコンが壊れたならば、ギターの為にも少し良い製品を買うべきだと思う

最近、気になっているワードがあるのだ

『現状販売』なのだ

個人売買ならば分かるがショップでもこの手のギターを販売している

わりと大手で有名な楽器店でも取り扱っているのだ

もちろん、修理も保証もなしなのだ

すべて、自己責任ということになる

現状販売を良いことにかなり酷いギターも流通しているようだ

買った人はどうするのだろうか?

部品取り用として購入するのだろうか?

それとも、壊れた部分を修理して使うのだろうか?

エレキの場合、電気系の故障は大した問題ではない

修理が得意な人ならば朝飯前だと思う

しかしながら、ピックアップが死んでいるようなギターは他の状態も悪いことが多い

先に述べたようにネックがねじれ、フレットが浮いているギターは楽器として微妙だと思う

ボディだけを残し、ネックを移植するのだろうか?

エレキのネック交換は思うほど簡単ではない

同じブランドの同モデルでさえポン付け出来ることが少ない

ネジ留めだけという甘い世界ではないようだ

多少の工賃がかかっても専門のショップに依頼すべき作業だと思う

車で喩えるならばエアバッグ付きのステアリング交換のような感じなのだ

まぁ、色々と難しい部分も多いということ

若い頃には色々と改造などして楽しんでいたが最近は触る部分がない

なんとなくアコギに通じるものを感じる

アコギの場合、エレキのように取り外す部品も少ない

逆に取り付ける部品もない

ネックを交換することも不可能に近い

現実には修理や改造に不可能はないがコスト面を考慮すれば不可能と呼べる状態が多いということ

廉価のギターや中古で買った格安ギターの場合、ひと修理で簡単に購入金額を超えてしまうことも多い

そんな意味からも現状販売のギターは難しい

目的を持った人か上級者向けだと思う

私のギターを修理してくれた楽器屋のお兄さんくらいの技術レベルが必要だと思う


ピックアップの移植(交換ではない)やプリアンプの分解を容易に出来るスキルが不可欠だと思う

私には無理な世界なのだ

私は素直にプロに作業を依頼する

経年劣化したアコギはトップ板の塗装が割れていることも多い

エレキの世界では君主のクラックもアコギではNGなのだ

汚いエレキは好まれるが汚いアコギは嫌われる

ブームに乗ってレリック加工のアコギもチラホラと販売されているが・・

実際のところはどうなのだろうか?

多くのユーザーに支持されているのだろうか?

個人的には汚いアコギは嫌いなのだ

ましてや汚しは自分で決めたい



指板の汚しや染色も自己責任なのだ

自分で施した作業ならば結果を含めて納得できる

色々なメンテや作業はギターに対する愛情の表れだと思う

私はそんな感覚でギターと向き合っているのだ

40年経過したギターは塗装も焼けている

多少の小傷はご愛敬だと思う



挫折したと言ったがそれなりに一生懸命に練習した痕も見られる

ピックの擦り傷も良い雰囲気だと思う

トップ板に波打ちは見られなかったがブリッジが浮いていた

ブリッジの浮きは大事に至る前に処理したのだ

現在は隙間もなく良い感じに安定しているのだ

この作業はアコギ専門のプロにお願いした

プリアンプを修理してくれた電気のプロではないのだ

同じリペアマンでも得意が多き異なるところが興味深い

アコギのプロもピックアップなどの取り付けは出来る

エレキのプロもナット&サドルの作成は出来る

・・が互いに仕事の精度が異なる

私は頻繁に色々な作業をお願いしているのでその辺りの明確な差が理解できる

「今回の作業はどっちのショップに依頼しようかな?」

私が決めるのはそこだけなのだ

いやらしく作業工賃や料金の比較などはしない

大事なことは作業の内容と仕上がりなのだ

少し脱線したが・・・

余談だが先日ブラックスターとの相性が悪いと言ったがセッティングを変更してみたら意外に良い音が出ることに気付いた



完全にエレキのセッティングを捨てるというところからスタートなのだ

アンプにシールド直結でリバーブが使えるところは大きい

自宅でのチョイ弾きでも重宝しているのだ

マルチをステレオアウトしてステレオコーラスやステレオディレイも良い感じ

ラインで出力できるだけで遊び方が倍増するのだ

40年前のプリアンプもまだまだ現役なのだ

何でもかんでも買い換えれば良いものでもないと思う

このギターで修理することの大切さを学んだ

ここ最近はエレキたちもチョイチョイ修理しているのだ

修理する度に心なしか音が良くなっている気がしているのだ

欲目だろうか?

価値はないかもしれないがヴィンテージ年代のギターを手に入れたのは良かったと思う

自分の青春が詰まったギターならば最高だった気がする





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